HPリニューアルで失敗する会社の共通点5つ|発注前に知っておきたいこと

「ホームページをリニューアルしたのに、何も変わらなかった」
この相談、本当によくいただきます。数十万円、ときには百万円以上かけたのに、問い合わせは増えない。むしろ検索順位が落ちた、というケースすらあります。
厳しいことを言うと、この失敗はリニューアルの発注段階でほぼ決まっています。 制作会社の中の人間として、失敗するリニューアルの共通点を正直に書きます。これから発注を考えている方は、契約の前にこの5つだけ確認してください。
共通点1:「デザインを新しくすること」が目的になっている
一番多い失敗です。
「古くさいから新しくしたい」——気持ちは分かります。ただ、デザインを変えただけで問い合わせが増えることは、ほぼありません。 問い合わせが来ない原因は、たいていデザインではなく「誰に何を伝えるサイトなのかが決まっていないこと」だからです。
回避策:制作会社との最初の打ち合わせで、「このリニューアルで、どの数字を変えたいか」を確認しましょう。問い合わせ数なのか、採用応募なのか、検索からの流入なのか。ここを聞かずにデザインの話から始める制作会社は、正直おすすめしません。
共通点2:集客の設計がリニューアルに含まれていない
「作る会社」と「集める会社」が分かれている——これが業界の構造的な問題です。
制作会社はサイトを作って納品したら仕事が終わり。SEOや広告は別の会社。すると何が起きるかというと、「集客のことを誰も考えていないサイト」が完成します。 見た目はきれいなのに、どんな言葉で検索されたいのか、どのページから問い合わせにつなげるのか、誰も設計していない。
回避策:「公開後の集客はどうなりますか?」と聞いてください。「それは別途SEO会社に…」という答えなら、少なくとも集客の設計図だけは先に作ってから制作に入るべきです。
共通点3:今のサイトの「良い部分」を捨ててしまう
リニューアルで検索順位が落ちる事故は、これが原因です。
長く運用してきたサイトには、検索エンジンからの評価が蓄積しています。ページのURLを全部変えて、以前のページを消してしまうと、その蓄積ごと捨てることになります。 「リニューアルしたら検索から人が来なくなった」は、笑えないほどよくある話です。
回避策:「今のサイトで検索流入があるページはどれか」「URLの引き継ぎ(リダイレクト)はどうするか」を確認しましょう。この質問に即答できない制作会社は、SEOを分かっていない可能性が高いです。
共通点4:公開がゴールになっている
ホームページは、公開した日から仕事が始まります。
ところが多くのリニューアルは「公開=納品=終わり」。その後、誰もアクセス数を見ない、誰も更新しない、フォームのテスト送信すらしていない。「問い合わせが来ない」と思っていたら、実はフォームが壊れていて届いていなかった——冗談のようですが、実際にある話です。
回避策:公開後に「何を・誰が・どの頻度で見るのか」を決めておくこと。月に一度でも、アクセス数と問い合わせ数を確認する習慣があるだけで、サイトは資産になります。
共通点5:相見積もりで「金額だけ」を比べている
3社から見積もりを取って、一番安いところに決める。一見合理的ですが、見積もりの金額は「何が含まれているか」が揃っていないと比べられません。
A社の80万円にはSEOの内部設計と公開後3ヶ月の改善が含まれていて、B社の40万円は「デザインとコーディングのみ」ということはよくあります。このとき安いのはどちらでしょうか?
回避策:金額ではなく「公開後、何をしてくれるか」で比べてください。そして可能なら、契約の前に具体的な提案を出してもらうこと。提案を見れば、その会社が「作る会社」なのか「成果まで考える会社」なのかが分かります。
まとめ:発注前のチェックリスト
最後に、この記事の内容を発注前の質問リストにまとめます。
- 「このリニューアルで、どの数字を変えることを目指しますか?」
- 「公開後の集客はどう設計しますか?」
- 「今のサイトの検索評価はどう引き継ぎますか?」
- 「公開後の運用・改善はどこまで含まれますか?」
- 「契約前に、具体的な提案を見せてもらえますか?」
この5つを聞いて、全部に具体的に答えられる会社なら、どこに頼んでも大きな失敗はしないはずです。
NEXT VALLEYでは、契約の前に無料でサイト診断と具体的な改善提案をお出ししています。「うちのサイト、リニューアルすべき?」という段階のご相談で構いません。提案を見てから、頼むかどうか決めてください。